6月12日 晴れのち雨
出費
おやつ 300円
夕食 500円
計 800円
とにかく天気が悪い。こんな天気の中まともに生活するのは不可能。
6月10日 晴れ
出費
新聞 120円
古本 400円
サランラップ 300円
計 820円
最近読んでいる荻原魚雷の『日常学事始』という本が面白い。都会で一人暮らしをする20代男性にはピンポイントで役に立つ内容だし、驚くほど自分とセンスが合う。この本にもっと早く出会いたかった・・・。
その中にお金について書かれた章があって、そこで筆者は「幸福とは収入より支出を小さくすること」と述べている。
不要な支出を控え、少しずつ貯金をする。とにかくある程度まとまったお金を貯めろと筆者は言う。僕はこれまでの人生で貯金というものを一度もしたことがない。しようと思ったことも一度もない。もちろん今も貯金はゼロだ。それどころか借金まみれだ。クソ。
まとまったお金の塊は人の思想を変えるらしい。筆者は貯金ゼロから百万円を貯めたらしいが、それは無理なので、僕に可能なのは十万円だろうか・・・。とにかくまとまった額を貯金してみたいという気持ちが少しだけ湧いてきた。
僕の中の「幸福そうに見える芸能人ランキング」第一位はオードリーの春日俊彰だ。ラジオを聞いても、テレビを見ても、春日はいつも幸福そうだ。あのあっけらかんと人生を楽しんでいる感じ。あれは性格やキャラによるものかもしれないが、僕はそれよりも春日の節約家としての面が、あの幸福な雰囲気を生む大きな要因なのではないかと考えている。
春日といえば究極の節約家。売れっ子芸能人なのにもかかわらず、未だに若林にケチだといじられている。でも誰に何と言われようと春日の金銭観は全くブレない。だから貯金は相当なものだと思う。
あの何の心配もしていないように見える幸福そうなコメディアンを支えているのは、何百万いや何千万というお金の塊なのではないか。
お金の塊を作る技術。僕はケチ臭い人や、貯金ばかりする人を長らく馬鹿にしてきた。でも現実問題として、浪費家は幸福そうではない。それはお金をすぐ使っちゃうと公言している若林と春日を比較すれば何となく分かる。まあその二人のバランスがオードリーをいいコンビにしているのだけど。
僕は今日、自分に「金欠病」という診断を下した。治療は自分と、周りの人たちに支えてもらいながら長期的に行う予定だ。自分を完全に破壊して全てが手遅れになる前に、何とかこの病気を治して、いつか僕も春日が感じているであろう幸福感を味わいたい。
金の病気
『治したくない ひがし町診療所の日々』という本を読んでいたら、金欠病という言葉に出会った。金欠病は医学的な病名ではない。つまりこうすれば治るという治療法があるわけではない。
金欠病の症状は、単にお金がないということではない。とにかくお金を使ってしまうのである。使うから食べ物も買えず、家賃も払えず、携帯電話も使えない。借金で仲間とトラブルを起こし、イライラで爆発し、社会生活が破綻する。それがわかっていながらもなお使ってしまう。それが金欠病という病気だ。
この説明を読みながら、これは自分のことだと思った。お金のせいで生活が破綻する。それでもなお、お金を使ってしまう。ああ、病気なのだ、自分は。自分に金銭的な問題があることは薄々気づいていたけど、それが精神病のなかに位置付けられるとなると、少し真剣に現実に向き合わなければと思い始めている。幸い僕の生活は、まだ立て直せるくらいの破綻度だ(たぶん)。そもそもこういう楽観的な見立てが問題なのかもしれないが・・・。自分を破壊してしまう前にこの病気を何とかしたい。病院で手術、薬を飲んで一発で完治とはならない。生活の中で、長期的に治していくしかない。そのための第一歩がこの記録だ。
毎日何にいくらお金を使ったかを記録する。失敗も含め、ごまかさずに、記録する。本当はひがし町診療所のような、金欠ミーティングのような場があればいいのだけど、とりあえずブログで自分の状態を他人に晒すことから始めてみようと思う。
6月5日 晴れ
出費
昼ごはん 750円
コーヒー 250円 450円
書籍 2500円 1500円
銭湯 470円
スーパー 670円
計 6590円
朝 トースト、りんごジャム、目玉焼き2つ
昼 オムライス
夕 納豆卵かけご飯、味噌汁
夏の始まり。でもまだ気持ち良さを感じる余裕がある。もう少ししたら外は茹だるような暑さになる。まだそこまで暑くはない。